思想(しそう、英: thought)は、人間が自分自身および自分の周囲について、あるいは自分が感じ思考できるものごとについて抱く、あるまとまった考えのことである。
概要
単なる直観とは区別され、感じた事(テーマ)を基に思索し、直観で得たものを反省的に洗練して言語・言葉としてまとめること。また、まとめたもの。哲学や宗教の一部との区分は曖昧である。なお、その時代が占める思想の潮流(時勢)のことを思潮と呼ぶ。
西洋思想
古典古代
- 自然哲学
- エピクロス(エピクロス学派)
- ゼノン(ストア学派)
- グノーシス主義(反世界哲学)
中世
- キリスト教神学
- 教父哲学
- 三位一体説
- アウグスティヌス
- スコラ哲学 「哲学は神学の侍女」
- トマス・アクィナス
- キリスト教神秘主義
- マイスター・エックハルト
近世
- ルネサンス、ヒューマニズム
- 錬金術
- 懐疑主義、モラリスト
- ミシェル・ド・モンテーニュ (『随想録』、「われ何をか知る」)
- ブレーズ・パスカル(『瞑想録』、「人間は考える葦である」)
- 宗教改革
- マルティン・ルター
- ジャン・カルヴァン
- プロテスタンティズム
- 地動説
- アイザック・ニュートン
- 啓蒙思想
- イギリス経験論
- フランシス・ベーコン『ノーヴムオルガーヌム(新機関)』
- 帰納法「知識は力なり」
- イドラ
- 社会契約説
- トマス・ホッブズ
- 『リヴァイアサン』、「万人の万人に対する闘争」
- ジョン・ロック
- 生得観念批判、タブラ・ラーサ(白紙状態)
- 『統治論』、抵抗権
- トマス・ホッブズ
- コモンロー
- エドワード・コーク卿
- 法の支配、『イギリス法提要』、「国王といえども神と法の下にある」
- ウィリアム・ブラックストン
- 『イギリス法釈義』、ホイッグ史観
- エドワード・コーク卿
- フランシス・ベーコン『ノーヴムオルガーヌム(新機関)』
- 大陸合理論
- ルネ・デカルト
- 『方法序説』、演繹法、普遍数学
- 方法的懐疑、「我思う、ゆえに我あり」
- 物心二元論
- バールーフ・デ・スピノザ
- 『エティカ』、汎神論、「神即自然」
- ゴットフリート・ライプニッツ
- 『単子論』、モナド
- ルネ・デカルト
- イギリス経験論
近代
- フランス
- 百科全書派
- ジャン=ジャック・ルソー
- 『人間不平等起源論』、「自然に帰れ」
- 『社会契約論』、一般意志の実現
- 『エミール』
- アレクシス・ド・トクヴィル
- 『アメリカのデモクラシー』
- イギリス
- スコットランド啓蒙派
- デイヴィッド・ヒューム
- 『人間本性論』
- アダム・スミス
- 『道徳情操論』
- デイヴィッド・ヒューム
- 近代保守主義
- エドマンド・バーク
- 『フランス革命の省察』
- ジョン・アクトン
- 「権力は腐敗する、専制的権力は徹底的に腐敗する」
- エドマンド・バーク
- スコットランド啓蒙派
- アメリカ
- フェデラリスト
- アレクサンダー・ハミルトン
- ジェームズ・マディソン
- 『ザ・フェデラリスト』
- フェデラリスト
- ドイツ
- ドイツ観念論
- イマヌエル・カント
- 批判哲学
- 認識論のコペルニクス的転回
- 『純粋理性批判』、感性と悟性、「認識経験とともに始まる」
- 『実践理性批判』、実践理性、定言命法
- イマヌエル・カント
- ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
- 弁証法
- 人倫
- 歴史学派
- フリードリヒ・カール・フォン・サヴィニー
- 歴史法学
- フリードリッヒ・リスト
- 歴史経済学
- フリードリヒ・カール・フォン・サヴィニー
- ドイツ観念論
- 功利主義
- ジェレミ・ベンサム
- 「最大多数の最大幸福」
- 、量的功利主義
- ジョン・スチュアート・ミル
- 質的功利主義
- ジェレミ・ベンサム
- プラグマティズム
- ジョン・デューイ
- 道具主義
- ウィリアム・ジェームズ
- ジョン・デューイ
現代
- 科学的社会主義(資本主義批判)
- カール・マルクス
- フリードリヒ・エンゲルス
- マルクス主義
- レーニン
- マルクス・レーニン主義
- 唯物弁証法、唯物史観
- 階級闘争、社会主義革命
- 『資本論』『共産党宣言』
- 現代保守主義・自由主義リバタリアニズム
- フリードリヒ・ハイエク
- 『隷従への道』
- マイケル・オークショット
- カール・ポパー
- ロバート・ノージック
- 『アナーキー・国家・ユートピア』
- フリードリヒ・ハイエク
- コミュニタリアニズム
- マイケル・サンデル
- 現象学
- エトムント・フッサール
- 『イデーン』
- マルティン・ハイデッガー
- 『存在と時間』、存在論的実存主義
- モーリス・メルロー=ポンティ
- 『知覚の現象学』
- ジャン=フランソワ・リオタール
- 『ポストモダンの条件』
- エマニュエル・レヴィナス
- 『全体性と無限』
- エトムント・フッサール
- 実存主義(ヘーゲル批判)
- セーレン・キェルケゴール『死に至る病』
- フリードリヒ・ニーチェ
- ニヒリズム、「神は死んだ」
- ルサンチマン
- 『力への意志』、永劫回帰、運命愛
- 『ツァラトゥストラはかく語りき』、超人思想
- カール・ヤスパース
- 限界状況
- ジャン=ポール・サルトル
- 「実存は本質に先立つ」
- アンガージュマン(社会参加)
- 構造主義(実存批判)
- ジークムント・フロイト(心理学)
- ジャック・ラカン(精神分析)
- フェルディナン・ド・ソシュール(言語学)
- ロラン・バルト(記号学・文芸批評)
- クロード・レヴィ=ストロース(人類学)
- ミシェル・フーコー(精神史)
- ルイ・アルチュセール(認識論)
- ジークムント・フロイト(心理学)
- フランクフルト学派(西洋啓蒙思想批判)
- ヴァルター・ベンヤミン
- 『パサージュ論』
- テオドール・アドルノ・マックス・ホルクハイマー
- 『啓蒙の弁証法』
- ユルゲン・ハーバーマス
- 『公共性の構造転換』『コミュニケーション行為の理論』
- ジュディス・バトラー
- 『ジェンダー・トラブル――フェミニズムとアイデンティティの攪乱』
- ヴァルター・ベンヤミン
- ポスト構造主義(構造批判)
- ジャック・デリダ
- ジル・ドゥルーズ
- 思弁的実在論(相関主義批判)
- レイ・ブラシエ
- イアン・ハミルトン・グラント
- グレアム・ハーマン
- クァンタン・メイヤスー
東洋思想
日本
古代・中世
- 『古事記』、『日本書紀』、(八百万の神)、アニミズム、シャーマニズム
- 仏教公伝、鎮護国家思想
- 聖徳太子『三経義疏』『十七条憲法』
- 聖武天皇、鑑真
- 行基
- (密教#日本の密教)(現世志向、加持祈祷)
- 空海の真言宗(東密)、高野山金剛峰寺、即身成仏
- 最澄の天台宗(台密)、比叡山延暦寺
- 浄土信仰(来世志向、阿弥陀信仰)
- 融通念仏(良忍)、大念仏
- 鎌倉新仏教
- 浄土教(他力本願)
- 浄土宗(法然)、専修念仏(南無阿弥陀仏)
- 浄土真宗(親鸞)、悪人正機説
- 時宗(一遍)、踊念仏
- 禅宗(直示人心)
- 曹洞宗(道元)、只管打坐、
- 臨済宗(栄西)
- 日蓮宗(日蓮)、「南無妙法蓮華経」、即身成仏・立正安国論
- 浄土教(他力本願)
近世
- 儒学
- 朱子学
- 林羅山、理気説、湯島聖堂
- 新井白石、昌平坂学問所
- 尊王攘夷運動
- 陽明学
- 古学
- 山鹿素行(武士道)
- 伊藤仁斎、誠は道の全体なり(古義学)
- 荻生徂徠、先王の道(経世論)
- 朱子学
- 国学
- 賀茂真淵(『万葉集』の研究、ますらおぶり)
- 本居宣長(『古事記』の研究、もののあはれ、古道に還る大和心)
- 平田篤胤
- 蘭学(洋学)
- 『西洋記聞』、甘藷栽培、『解体新書』、蛮社の獄、和魂洋才
- 石門心学
- 二宮尊徳(報徳思想)
近代
- 「官民調和」(イギリス啓蒙思想)
- 明六社(『明六雑誌』)
- 森有礼、西周、加藤弘之
- 福澤諭吉
- 脱亜入欧
- 『学問のすゝめ』『文明論之概略』
- 独立自尊「一身独立して一国独立す」
- 実学、啓蒙思想家、教育者、慶應義塾
- 明六社(『明六雑誌』)
- フランス民権思想
- 自由民権運動
- 板垣退助
- 植木枝盛、私擬憲法(民間の憲法案)
- 中江兆民『民約訳解』(回復的民権、恩賜的民権)、東洋のルソー
- 大正デモクラシー
- 吉野作造
- 民本主義
- 美濃部達吉
- 天皇機関説
- 吉野作造
- 女性解放運動
- 平塚雷鳥『青鞜』「元始、女性は実に太陽であった」
- 自由民権運動
- 日本のキリスト教
- 内村鑑三(二つのJ、無教会主義)
- 新渡戸稲造
- 新島襄
- 日本の社会主義
- 河上肇
- 幸徳秋水(大逆事件)
- 大杉栄
- 戸坂潤
- 日本の国家主義
- 平民主義
- 徳富蘇峰
- 国粋主義
- 陸羯南
- 平泉澄
- 山田孝雄
- 三宅雪嶺
- 上杉慎吉、「天皇主権説」
- 国家神道、教派神道
- 国体
- 教育勅語
- 国体明徴声明
- 超国家主義
- 北一輝(『日本改造法案大綱』)
- 二・二六事件
- 平民主義
- アジア主義
- 大川周明
- 岡倉天心
- 宮崎滔天
- 「アジアは一つ」
- 民俗学
- 柳田國男
- 折口信夫
- 南方熊楠
- 戦時下の思想
- 京都学派
- 西田幾多郎(『善の研究』)
- 田辺元
- 京都学派四天王
- 昭和研究会
- 三木清
- 蠟山政道
- 和辻哲郎
- 日本浪曼派
- 保田與重郎
- 小林秀雄
- 花田清輝
- 佐野学
- 鍋山貞親
- 京都学派
現代日本
- 無頼派
- 坂口安吾
- 太宰治
- 織田作之助
- 戦後民主主義
- 丸山眞男
- 大塚久雄
- 川島武宜
- 思想の科学
- 鶴見俊輔
- 加藤周一
- 戦後民主主義批判
- 吉本隆明
- 廣松渉
- 谷川雁
- 橋川文三
- 梅棹忠夫
- 保守
- 三島由紀夫
- 江藤淳
- 西部邁
- 小林よしのり
- ニュー・アカデミズム
- 柄谷行人
- 浅田彰
- 中沢新一
- 平成
- 東浩紀
- 千葉雅也
中国
- 諸子百家
- 儒家、士大夫、儒教
- 孔子
- 仁・礼
- 君子、徳治主義
- 孟子
- 性善説、仁義、・四徳、五倫
- 王道政治、
- 荀子(性悪説、)
- 法家(韓非子;性善説批判、法治主義)
- 孔子
- 道家、老荘思想(老子、荘子)、道教
- タオ(道)
- 無為自然(人為性批判)、
- 墨家、墨子
- 兼愛説(「仁」の排他性を批判)
- 非攻説(平和主義)
- 儒家、士大夫、儒教
- 朱子学、格物致知
- 陽明学、知行合一
- 考証学
- 公羊学
仏教
- ナーガールジュナ(龍樹)
- 禅宗
- 達磨大師
ヒンドゥー教
- 梵我一如
イスラーム教
- イスラーム神秘主義
- スーフィズム
朝鮮民主主義人民共和国
- 主体思想
関連項目
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