主席(しゅせき)は、主に東アジアにおいて国家元首や政党の党首などの役職名として用いられている。
英語表記としてchairman(議長、会長、委員長等)を用いる場合とpresident(大統領、独任制の会長、党首等)を用いる場合があり、国家元首の場合には日本語でも大統領と訳されることもある。
国家元首
「国家主席」も参照
- 中華人民共和国主席(中国国家主席と訳されることも多い)
- 現行の中華人民共和国憲法には国家元首の規定がなく、外交慣例上では国家主席は元首と同様の待遇を受けている。
- 朝鮮人民共和国主席(1945年で廃止)
- 朝鮮民主主義人民共和国主席(1998年の憲法改正で廃止)
- ベトナム社会主義共和国主席(ベトナム国家主席と訳されることも多い)
- なお、ベトナム国(1949年 - 1955年)の元首であるQuốc Trưởng(国長)が主席あるいは首席と訳される例もある。
- ラオス人民民主共和国主席(大統領と訳されることも多い)
- キューバ共和国主席(大統領と訳されることも多い)
- フランス国主席(1940年 - 1944年)(元首と訳されることも多い)
- 国務会議主席 (国家評議会議長と訳される場合もある)
行政府の長
「政府主席」も参照
- 中華人民共和国中央人民政府の主席
- 中華人民共和国自治区人民政府の主席
- 中華民国の訓政時期における国民政府委員会主席
- 中華民国の省政府の主席
- 蒙古聯合自治政府の主席
- 琉球政府の行政主席
- 日本共産党が編んだ日本人民共和国憲法草案における政府主席は「首席」と表記されている。
- 閣僚会議主席
党首
組織の長
- 中国共産党中央国家安全委員会主席
- 中国共産党中央軍事委員会主席
- 中華人民共和国中央軍事委員会主席
- 中華人民共和国人民政治協商会議全国委員会主席
- 公司董事会主席
- 取締役会長のことを中国語では公司主席または公司董事会主席、公司董事長という。"the chir of the bord"から
その他
日本のJR各社においては、多くの企業や公的機関における管理職に相当する職務を「主席」と称している。なお、JR東日本では、従来の非現業職場の「主席」の職名を廃止し、現業機関と同様の職名(管理者に登用されている主席は「副長」、一般職の主席は「主務」)に置き換えている。
関連項目
- 名誉主席
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