Shippingという用語は、元々海上輸送をさすものであったが、アメリカ英語では陸送・航空も含むものに拡張された(国際英語ではCarriage)。Logistics(ロジスティクス、兵站)も軍事用語であったが、同様に貨物輸送として拡張された。
事業者は、自ら輸送手段を持って輸送する「実運送事業者」と、自らは実運送を行わない「貨物利用運送事業者(フォワーダー)」に大別される。
貨物の種類
- (コンテナ全積載)(FCL貨物) - コンテナ一本貸切輸送
- (コンテナ積載量未満)(LCL貨物)- コンテナ混載輸送
輸送手段
2015年には、全世界で 108 兆トンキロの貨物が輸送され、2050 年まで年間3.4%の増加が見込まれる。うち70% が海運、18% が道路、9% が鉄道、2% が内陸水路、航空便は0.25%未満であった。。
陸上
- 貨物自動車輸送
- 鉄道貨物輸送
- 鉄道小荷物サービス(チッキ) - 現在は一部の私鉄を除き廃止
航空
- 飛行機輸送
海上
- 貨物船
インターモーダル
船、鉄道、飛行機、トラック間を簡単に移動できるコンテナ化された貨物 (海上コンテナ) を特徴とする複合一貫輸送。
配送条件
国際商工会議所(ICC) が発行するインコタームズは、国際貿易で最も一般的に使用される用語の解釈として、世界中の政府、法的当局、実務家によって受け入れられている。一般的な用語には次がある。
- 本船甲板渡し条件(FOB)
- 運賃込み条件(CFR、C&F、CNF)
- 運賃・保険料込み条件(CIF)
ドアツードア
ドアツードア (DTD, D2D) 輸送、クーリエ便とは、通常同じ輸送モードに留まり、複数の取引、積み替え、輸送を回避しながら、出発地 (POI) から目的地まで貨物を国内/国際的に輸送することを指す。
国際宅配便は、多くの海運会社が提供するサービスで、見積価格には全ての輸送・手数料・通関費などが含まれる。
日本の状況
荷主調査による、日本の輸送手段別シェアは以下の通り。
関連用語
貨物輸送に関連する用語。
- シッパー(英:Shipper) - 「荷送人(シッパー)」は商品の発送に関わる当事者で、製品を製造し、直接取引を行う場合は売主、または商社を通す場合は商社となる。また、「荷送人」は運送契約の当事者であり、B/L面上に記載されている貨物の輸出者を指す。
- コンサイニー(英:Consignee) - 「受託人・荷受人(コンサイニー)」は、運送人により貨物が送られ、到着する先の組織や個人として運送状に記載されている者。L/C決済の場合、銀行がCONSIGNEEになることもある。
脚注
関連項目
- 持続可能な交通
- 流通 - 物流 - ロジスティクス
- サプライチェーン・マネジメント
- インコタームズ
- コールドチェーン
- 輸送コンテナ
- 配車配送計画ソフト
- 貨物列車
- 航空貨物
- 貨物索道
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